妊活

妊娠しやすい体作り5ステップ!|はじめての妊活の進め方③体質改善について

2022年2月8日

「妊活のために体質を変えたい!」

「妊娠しやすい体質はどんな状態を目指すといいのかな」

「血流をよくすると妊娠しやすいけど実際どうやるの」

妊活をしていく際に、体質について調べることがありませんか。特に、不妊治療を長年進めている方は、妊娠しやすい体の状態を模索している方が多い印象です。

この記事では、妊娠しやすい体作りはどのように進めていくと良いのかについて解説しています。

長年不妊治療をしていて、なかなか授かれていない方はもちろん、妊活を始めたばかりの方も産後を見すえた体作りについて確認できる内容です。

妊娠しやすい体作り5ステップ!|はじめての妊活の進め方③体質改善について

妊娠しやすい体作りは、最終的に妊娠しやすい体質に改善するかを目標に取り組んでいきます。余分なものを排泄し、良質な栄養を吸収できる環境が整ってきたら、今までより更に良好な体の環境になるように順応させていきます。

妊娠しやすい体作りを5ステップで解説

これらの5つの項目のステップ3では、赤ちゃんを迎え入れる良好な環境になるための順応について解説します。

ステップ③:睡眠から妊娠しやすい環境に体質を変える

妊娠しやすい体質とは、いったいどのような状態なのかを、目指すべき体の状態を確認しながら目標づくりをしていきます。生理痛がある方はなるべく痛みがない状態に、平熱が低い方は体温をあげられるように、排泄や吸収で取り上げた生活の工夫を取り入れながら身体所見が変わるかどうかを短期目標にして、継続的に生活上の工夫を進めていきます。まずは、特に大事になる「睡眠」について確認しましょう。

妊活中の睡眠のとり方

妊活中は、平均的に6−7時間の睡眠時間をとれるように、23時から0時の間には寝付けるように準備しましょう。睡眠前には、適した照明の明るさがあり、「暖色系」の明るさに調整できるとなおよいです。少なくとも、寝付く際には、スマホやPCなどのブルーライトは避けられるようにしておきましょう。ブルーライトは、次で説明する体内リズムを見出し、睡眠の質を高める物質であるメラトニンの分泌を妨げる要因になります。睡眠の取り入れ方をリストアップしたので、取り入れられるものから進めてみましょう。

  • 平均6−7時間の睡眠時間を確保
  • 23時ー0時の間には寝付けるようにする
  • 就寝1時間前に入浴しストレッチも可能なら行う
  • 可能なら寝付けやすい照明の明るさに調整する
  • 寝につく準備ができたらスマホは使用しない

睡眠により自律神経の不調を改善する

人には、「サーカディアンリズム」といわれる体内時計があります。体内時計が乱れるような生活は、体の不調を起こし、活力がわかない、睡眠障害、血圧トラブルなど、さらに不妊にもつながると報告があります。これらは、自律神経の乱れを表しており、妊活中には整えておきたい悩みです。

体内の生活リズムを整えるには、睡眠が鍵になります。先程あげた睡眠のとり方を意識的に取り組み、不調から開放された体にしていきましょう。

睡眠の妊娠しやすい体づくりの効果について

体内時計が乱れることで、生理周期が乱れ、生殖機能に影響がでることがある研究でわかっています。体内時計を整えるには、先程もお伝えした睡眠のリズムを変えることが取り組みやすいものの一つです。寝るべき時間には寝る、朝日が差し込む時間には起きる、ごはんも適切な時間に食べる、というように自律神経の働きを整えることができる睡眠をベースにリズムを整えることがポイント。夜勤勤務などでリズムが乱れやすい場合には、また工夫点があるので別に機会にまとめます。

参考)阪大とUCLAなど、体内時計の加齢変化が不妊症の原因に、不妊対策に規則正しい生活

妊娠体質になるための確認項目

妊活を進める上で、肩こりや腰痛、頭痛などの体の悩みを調えることが順調なステップを歩むことができると考えています。肩こり、腰痛などの体の悩みがある方は、こちらの内容もぜひ確認していきましょう。

妊娠体質に近づく体調チェックシート

妊活中は、仕事も行いながら進める方が大多数です。デスクワークや腕から肩に負担のかかるような仕事内容の場合、肩こりに悩む方がいらっしゃいます。ほとんどの場合、肩周りの筋肉が緊張して血流状態が悪くなっているような肩こりが多いです。

  • 平熱が36.5〜37.1℃の間
  • 基礎体温が二相性を描く
  • 生理痛はできれば緩やかに
  • 肌環境が整っている
  • 自律神経の不調はなるべく少なく(体の硬さ、頭痛、肩こり、不眠、不安や緊張感、全身のだるさ、手足のしびれ、吐気や多汗など)

平熱を管理する効果

妊娠中は、免疫力が低下して、感染症を起こしやすい環境になります。これは、お腹の胎児が異物とみなされないように、体のシステムとして免疫力が下がるのです。しかし、もともと平熱が低い方の場合は、免疫力がもともと低いことが考えられます。そこで、予防的に妊活中には36.5〜37.1℃の愛大に平熱があるように体を整えておきたいです。

平熱が36℃以下の場合、免疫を司る白血球の働きが約30%ほど低下するということがわかっています。平熱を高めることは、ステップ①、②の排泄や吸収の機能を高めるような生活リズムを心がけることが大切です。

排卵の有無を確認する基礎体温

妊活中は、基礎体温を確認することは多いと思います。それに固執しすぎてもストレスになりやすいので、排卵しているかどうかを確かめる上で基礎体温の状況を知っておくことは大事です。一般的に、排卵後は基礎体温が上がり高温期を迎えます。高温期があるのかと、高温期中に体温がガクガクと乱れるていないかどうかを確認します。

高温期があれば、排卵している可能性は確認とれるので、排卵機能障害による不妊要因が否定しやすくなります。その高温期中が一定の高体温であれば、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌しており、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい妊娠に適した準備を進めていると推測できます。

高温期中に体温が乱れている場合、プロゲステロンの分泌が問題で、子宮内膜の成長に影響がないかが気になってきます。排卵から子宮内膜を厚くするまでの工程は、ホルモン分泌の要素があり自律神経の働きも関与しやすいです。よって、自律神経のバランスを整えることがいつでも大事になってきます。

妊活中は体の柔軟性と筋力・体力を整える

妊活の相談をいただく方は、もともと肩こりや腰痛などの体の不調を訴えている方もいらっしゃいます。妊娠中や産後の体の悩みとして、肩こりや腰痛は多くいただきます。体の柔軟性や筋力・体力を整えておくことは、妊娠しやすい環境づくりを目指すだけでなく、妊娠中や産後の体の悩みの対策を前もって予防的に進められます。

柔軟性や筋力・体力を高めておく方法は、以前にまとめているのでそちらからも確認していただけたらと思います。この記事では、個別的にどのようなセルフケアを取り入れるとよいか、ヒントになる「体質チェック」について紹介します。

自分の体質を知る5つの体質チェック

妊活を進める上で自身の体質を知っておくとことが、継続的に生活リズムを整えるモチベーションにつながります。体質チェックは、以下のような質問項目に答えていただくことで簡単にわかります。

この体質チェックをすることで、体の不調の解決や妊娠体質に近づくためのあなた自身のセルフケアを身につけることができます。こちらの「体質チェック」はこちらから無料で行えるので、チェックをされたら公式Lineからチェックしたことをご連絡ください。チェック項目を踏まえ、取り組んでいきたいセルフケアの方法についてご案内させていただきます。

まとめ:体調が整う目標を決めて妊娠体質に近づく

  • 睡眠を整えて妊娠体質に順応していく
  • 妊活中に整えておきたい体の環境
  • 体質を知ることでセルフケアを身につける

次の記事では、ステップ④「生殖」の働きについて解説します。まずは、体質を把握することが妊娠体質とはどのような状態かを知るきっかけになるので、ぜひ体質チェックアンケートを取り組んでみてください。

公式LINE「健康相談」 

アンケートをご利用頂いた方は、必ずこちらからご連絡をお願いいたします。セルフケアのご案内を円滑にお伝えできるようにお忘れなく。

  • この記事を書いた人

toru_ogara

仙台にある女性専用整体・ヘッドスパサロンの院長。女性の肩こり、腰痛、頭痛や頭皮に関する悩みについて年間約1000件のご相談を丁寧にカウンセリングのもと施術。体の根本改善を目指す方が楽しめる暮らしをサポート。 また、不妊・流産・切迫早産・帝王切開出産など自身の体験をもとにママになるためのプレコンセプションケアや産後の育児をみすえた体作りについてご案内。

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