30代でAMH0.1だった私は妊娠できる?|はじめての妊活Q&A

妊活

「不妊検査でAMHが低いといわれて妊娠できるか不安」

不妊治療をする上で、卵巣予備能を測る指標にAMHがあります。その数値が低いと妊娠できるのかどうかと不安になる方がいらっしゃいます。

この記事では、不妊治療の中で卵巣予備能として扱われるAMHの意味合いやAMH値に影響する要因について研究データをもとにまとめています。

これから妊活をしようとしている方、現在妊活をしている方、不妊治療中の方も、AMHと生活習慣を関連する要因についても確認しておきましょう。

AMHからわかる卵巣予備能について

AMHとは

抗ミュラー管ホルモンを指し、anti-mullerian hormoneからAMHと略され、卵巣予備能として使用されているホルモン指標です。発育過程にある卵胞から分泌されているホルモンであり、その血中ホルモン値を測定することで、卵巣にどれくらい卵子が残っているかを予測する指標として扱われています。

卵巣の予備能を知ることは、今後排卵があるのか、採卵により卵子をいくつ獲得できるかという予測に役立つことがあります。予備能を知るためには、血中AMHを測定する方法とエコーで左右の卵巣の中にある8mm以下の小卵胞を数える方法があります。

AMHの測定結果が意味するもの

AMHは、生理のどのタイミングでも血液検査で測定することができ、卵胞期、排卵期、黄体期のどのタイミングでの測定値の誤差に意味はないともいわれています。

血中AMH値からわかることは、「卵巣の中に卵子がいくつ貯蔵されているか」ということです。その値の高低が妊娠率と関係するということではないことに注意が必要です

AMHと年齢別平均値について

AMHに基準値や正常値はなく、年齢別の平均値というデータはあります。以下に、ある研究論文から抜粋した、目安の指標を記載します。

20歳代:平均AMH6.13 ng/ml

30歳代前半:平均AMH4.94 ng/ml

30歳代後半:平均AMH2.91 ng/ml

40歳代前半:平均AMH1.73 ng/ml

40歳代後半:平均AMH0.7 ng/ml

年齢とともに、AMHの平均値が有意に下がっていることがわかっています。年齢別では加齢とともに低値になることがわかりますが、その年代での誤差は大きいということもわかっています。例えば、30代前半でもAMH値が低い人もいれば、高い人もいるということです。

よって、30代でAMH値が0.1と低いとしても、妊娠率とは関係がないため、低値であったとしても妊娠しないということではありません。ていちであったとしても妊娠する方は多いということもありますし、高くても妊娠しない方もいるためあくまで卵子の潜在的な貯蔵数を知るということを理解していきましょう。

参考)母娘の世代間妊孕性に関するリスク因子の探求と妊孕性支援教育プログラムの構築

AMHに影響する要因について

先程参考にした研究の中で、婦人科疾患の有無や生活習慣に関するAMHの影響についても調査しているものがあったので紹介します。

婦人科疾患や既往歴の有無とAMH

月経異常の有無について比較した統計では、月経異常がある方は、無い方に比べてAMHが有意に低かったと報告しています。

参考)

月経異常群:平均AMH4.10ng/ml

非月経異常群:平均AMH3.07ng/ml

子宮筋腫核の手術既往の有無について比較した統計では、手術既往がある方は、無い方に比べてAMHが有意に低かったと報告しています。

参考)

手術既往あり:平均AMH1.61ng/ml

手術既往なし:平均AMH3.59ng/ml

子宮頚癌既往の有無について比較した統計では、既往がある方は、無い方に比べてAMHが有意に低かったと報告しています。

参考)

既往あり:平均AMH2.61ng/ml

既往なし:平均AMH3.55ng/ml

生活習慣とAMH

飲酒や喫煙、就寝時間、服薬状況、コーヒーの常飲などについて関係性をみたものもありました。その中では、コーヒーを毎日飲む習慣がある方は、習慣がない方に比較してAMHが有意に低かったと報告しています。また、いくつかの生活習慣因子にて、コーヒー習慣がAMH値に影響を及ぼすということもわかっています。

参考)

コーヒー毎日習慣:平均AMH3.22ng/ml

コーヒー習慣なし:平均AMH3.93ng/ml

出生体重とAMH

女性自身の出生体重と平均AMHについても報告があります。低出生体重児の方は、正常出生体重児に比較してAMHが有意に低いことがわかっています。

参考)

低出生体重児群(2500g未満):平均AMH3.22ng/ml

正常出生体重児群(2500g以上):平均AMH3.93ng/ml

これらの統計結果から気になるのは、生活習慣因子として「コーヒーの常飲」が関与していることです。お客様にもコーヒーを常飲している方はいますし、ノンカフェインを飲んでいるという方もいますが、どのような条件が影響しやすいのかもう少し関連性を追う必要があります。

また、婦人科疾患や既往歴の有無についても平均値に差がでていることから、疾病予防として食事や運動、ストレッチも含めて生活習慣を見直すことも必要だと感じます。

まとめ:卵巣予備能であるAMHの意味を理解しよう

今回の記事では、AMHの意味合いと関連する年齢や疾患、生活習慣などの要因についてまとめていきました。生活習慣を見直すことで、卵子の数をコントロールできるかはわかりませんが可能性を期待しつつ、妊娠しやすい体作りを進めることは大事です。

  • AMHとは
  • AMHの意味するもの
  • AMHと関連する因子について

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