白髪の要因③
生活環境が変わってストレスを強く感じてから白髪が増えてきたかも


ストレス由来の白髪は研究報告でも知られています。ストレス対処していけることで改善されたという声もあります。
白髪は加齢だけが原因ではありません。ストレスや食事などの生活習慣も白髪の原因になります。特に、東洋医学では「気滞」という体質が白髪に関係していると考えられています。気滞とは、気の流れが滞っている状態で、ストレスや不満などで感情が抑圧されることで起こります。どのような特徴があって、また、白髪を予防するためにはどのような生活習慣やケアが有効かについても解説します。
今回の記事では、「気滞タイプ」について確認していきましょう。
目次
ストレスと白髪の関係

東洋医学では、気の流れが滞っている状態のことを「気滞」とよびます。気は、元気の「気」のように、体のめぐりを調えてくれるのに必要なエネルギーです。ストレスや不満などで感情が抑圧されると、気のめぐりが滞るるために気滞が起こります。気滞タイプの白髪は、以下のような特徴があります。
- 白髪が太くて硬い
- 頭頂部や前髪から白髪が増える
- イライラや不安などの感情が強い
これらの特徴は、気の流れが滞っていることで、血や栄養が頭皮や髪に十分に行き届いていないことを表しています。気は髪の栄養源となる血を全身にめぐらせる働きがあります。そのため、気の流れを改善することが白髪予防につながります。
白髪の原因
気滞タイプの白髪の原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- ストレス
- 睡眠トラブル
- 運動不足
それぞれ確認していきましょう。
ストレス
ストレスは、自律神経やホルモンバランスを乱し、血管を収縮させて血行を悪くします。また、ストレスホルモンの分泌によってもメラニン色素の生成が阻害される可能性があります。ストレスは、感情を抑え込むことで気滞を引き起こします。
3大ストレスといわれる①人間関係、②お金の問題、③健康の悩みからストレスを感じやすいか。また、仕事や恋愛、能力・技術関係など他の要因がストレス要因になることもあります。
睡眠トラブル
睡眠は、体や髪の毛の成長に関わる成長ホルモンが分泌される時間です。遅い時間の就寝、寝不足などの睡眠トラブルにより成長ホルモンの分泌が阻害されると細胞のダメージが蓄積してしまい、細胞の一種であるメラノサイトの活動も低下させてしまう可能性があります。
運動不足
運動は、血行を促進し、全身に栄養や酸素を運ぶ効果があります。運動不足だと、この働きが制限され、気のめぐりも悪くなることで頭皮血流が滞り白髪への要因となることがあります。
気滞タイプの白髪の対策
気滞タイプの白髪の対策としては、以下のようなことが有効です。
ストレスを溜めない
ストレスを溜めないためには、適度な運動や睡眠、趣味やリラクゼーションなどで気分転換をすることが大切です。また、感情を素直に表現したり、人とコミュニケーションを取ったりすることも効果的です。
コミュニケーションについては、「動物占い」を利用して、3タイプにわかれたコミュニケーションの活用方法を取り入れたりしています。ここでは割愛しますが、自分のコミュニケーションの取り方が相手にはストレスと感じられたり、逆に、相手の伝え方がうまく伝わってこないなども対策するヒントがあるのでおすすめです。
頭皮マッサージをする
頭皮マッサージは血行を促進し、頭皮や毛根に栄養や酸素を届ける効果があります。また、頭皮のコリや緊張をほぐし、ストレス解消にもなります。頭皮マッサージはシャンプー時や就寝前などに行うと良いでしょう。
特に、ストレスと関連して硬くなりやすい側頭部は丁寧にほぐすことをおすすめします。側頭部は、食いしばりや歯ぎしりでも硬くなりやすい部位なので、ストレスがなくても食いしばりなどの顎トラブルがある方はケアを実践してみてください。
サウナや岩盤浴にいく
滞った気を巡らせる方法の一つに、岩盤浴やサウナが効果的です。汗を発散させる方法が気を巡らせる効果があるため、岩盤浴やサウナを利用するとスッキリする実感がある方は活用することをおすすめします。
バランスの良い食事をする
バランスの良い食事とは、メラニン色素の生成に必要な栄養素を摂取することです。例えば、タンパク質は肉や魚、卵、大豆製品などに多く含まれ、髪に特化して言うと動物性タンパク質がおすすめです。
ビタミンB群も髪の成長には必要とされ、緑黄色野菜やレバー、バナナなどに多く含まれます。特にB12が髪の成長に深いといわれており、しじみ、あさり、レバーに多く含まれています。
まとめ
白髪は一度できると元に戻すのは難しいですが、早めの対策で白髪の増加を防ぐことができます。気滞タイプの方は自分の体質に合ったケアをしてみてください。この記事が参考になれば幸いです。