白髪の要因①
白髪が目立ってきて、今後も増え続けるのか不安


ふと鏡をみると白髪が増えていると気づくことがあると思います。白髪には東洋医学の視点から5つの分類があるのでタイプを見極めて対策をしていきましょう。
白髪は年齢とともに増えるものですが、遺伝要素や体質など白髪の原因はさまざまです。東洋医学では、白髪を5つのタイプから分類して対策する見方があります。以下のA〜Eまでの特徴をみながら、自分の特徴をみて対策してきましょう。
それぞれどのような特徴があり、どのような対策を進めるとよいか解説していきいます。この記事では、「血虚タイプ」について確認していきましょう。
血虚タイプの白髪とは

血虚とは、東洋医学では血液のことを血(けつ)とよび、この血が不足している状態のことをさします。具体的なイメージとしては、血液の量や質が低下している状態です。血液が全身に栄養や水分を運べなくなることで、さまざまな不調が引き起こされます。
白髪もその一つで、血液が頭皮や毛根に十分に届かないことで、メラニン色素の生成が低下し、白髪になりやすくなります。
血虚タイプの特徴
血虚がある場合に、このような症状が現れやすいです。
- 寒がり、手足が冷える
- 肌荒れしやすい
- めまいや立ちくらみが多い
- 不眠の悩みがある
- 不安感がある
- 目の疲れが多い、視力が衰えた
- 貧血気味
- 不整脈があったり、息切れ、動悸を感じる
- 手足のしびれを感じるときがある
- 髪がパサつき、抜けやすい
血虚タイプの対策
血虚タイプの白髪の対策としては、以下のような対策が有効です。
血を補う食事をする
血を補う食事とは、動物性のたんぱく質や鉄分を多く含む食品を摂ることです。例えば、赤身肉・魚、レバー、卵などがおすすめです。また、栄養素でいうと、ビタミンB群やビタミンCは、血液の生成に必要な栄養素なので、積極的に摂りましょう。
ストレスを溜めない
ストレスは交感神経を刺激し、血管を収縮させて血行を悪くします。また、ストレスホルモンの分泌によってもメラニン色素の生成が阻害される可能性があります。ストレスを溜めないためには、適度な運動や睡眠、趣味やリラクゼーションなどで気分転換をすることが大切です。
特に、血虚になりやすいのは目のストレス。PCやスマートフォンを長時間使って目を酷使するような環境は、血を必要とします。目の使いすぎで血を使いすぎると全体的な血が不足すると考えられるので夜ふかしでの目の使いすぎは禁物です。
疲れ目のケアも大切です
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また、体質としては目の使いすぎは「木」タイプとの関連があります。体質に合わせた漢方茶もあるのでおすすめです。

頭皮をほぐす
頭皮をほぐすことは血行を促進し、頭皮や毛根に栄養や酸素を届ける効果があります。また、頭皮のコリや緊張をほぐし、ストレス解消にもなります。手軽に行えるシャンプー時や就寝前などに行うと良いです。
まとめ
白髪は一度できると元に戻すのは難しいですが、上記の対策を行うことで白髪の増加を防ぐことに期待がもてます。血虚タイプの方は、自分の体質に合ったケアを心がけてみてください。
今後は、血虚体質を改善するためのボディワークやツボ押しなど紹介する予定ですので楽しみにお待ち下さい。