
「妊活のために食事を見直そう!」
「オメガ3がいいって聞いたけどなにを選ぶといいのかな」
「油の取り入れ方を知りたい」
妊活をしていく際に、食事を見直したいと考える方は多いです。その際には、油を変えることが大事。
この記事では、妊活中に良質な油を取ったほうが良い理由とその効果を解説しています。妊活中にオメガ3系の油を取り入れる理由と実践方法を学び、普段の食事を工夫して、妊娠しやすい体作りを進めていきましょう。妊婦さんも産後ママも赤ちゃんの成長に大事な内容なので確認していただきたい記事です。
目次
妊活中の食べ物は油を変える!良質な油の効果について解説します

妊活中に油を変えた方がよい理由
妊活として食事を意識する方は多いです。その中でもエネルギー源となる「油」を考えて摂取することが必要。3大栄養素の一つである「脂質」は、体の細胞の膜を形成する役割があるからです。受精卵が育つ際に、ママの摂取した油は卵へ注がれ、人らしい体へ分化していきます。つまり、赤ちゃんの細胞は、ママが取り入れる油から決まってくるということです。
このことを前提として、特にオメガ3系の油を摂取したほうがよい理由と実際の取り入れ方などについて、以下の内容を紹介します。
- 妊活中にオメガ3を取り入れるべき理由
- 妊娠中は油が中の赤ちゃんへの栄養源
- 活中にオメガ3や9を意識して油を取り入れる方法
まずは、オメガ3系の油をとることについて解説します。
妊活中・妊娠中にオメガ3をとるメリット
妊活中は、オメガ3系の油をとるこをオススメします。オメガ3系の油とは、亜麻仁油、エゴマ油、EPA、DHAを指します。EPA、DHAは、さばやいわしに含まれている油で、人の体では摂取できないために、食べ物から摂取する必要がある必須脂肪酸とされています。妊活から取り入れる理由としては、脳神経の働きや、体の抗酸化作用を持つなどママ自身も、赤ちゃんへの発育にも関係があるためです。
※EPA:エイコサペンタエン酸、DHA:ドコサヘキサエン酸
オメガ3系の油の効果
亜麻仁油、エゴマ油、EPA、DHAなどのオメガ3系の油の効果として特に大事なのは、「ママの体の炎症を抑える」こと、「赤ちゃんの細胞になる」ことです。
「体の炎症を抑える」という効果は、ママが生理痛や腰痛など体の痛みをもっている場合、それは炎症反応が起きていることを表します。体に炎症があると脳からの司令としては、生殖にエネルギーを注ぐ前に、体の回復にエネルギーを注ごうとなります。つまり、生殖機能を十分に働かせることができなくなってしまうのです。よって、体の炎症を抑えるための食事の工夫をすることが大事です。
「赤ちゃんの細胞になる」というのは、脂質自体が細胞の膜の構成物質であることがポイント。赤ちゃんには、良質な細胞の糧になる栄養を届けた方がよいのではないかという提案です。ちなみに、脳は、脂質、とくにDHAを栄養としています。
オメガ3系の良質な油が、赤ちゃんの神経細胞の成長の鍵になります。3歳までが脳神経系の細胞の働きが成長していくことがわかっていますから、お子さんの発達・発育の視点からも良質な油をとる大事さがわかります。
一緒に取り入れたいオメガ9の効果
オメガ3系の脂は、加熱に弱いという特徴があります。料理をする際に、加熱するものには使用しないほうがよいということです。その代わりに役立つものが、オリーブオイル、菜種油、米油などのオメガ9系の脂です。
気をつける油はオメガ6系
オメガ3や9系の油をとりいれる際に、気をつけたいのは摂取しないほうがよいとされるオメガ6系の油。代表例は、サラダ油、ひまわり油、スーパーやコンビニなどの大量生産で使われる植物性油脂です。
オメガ6系の油は、3系や9系と異なり、体の中で炎症を助長する物質を作り出します。つまり、炎症が起こりやすい体では、生殖機能が十分に働きにくくなるため妊娠しにくくなります。
妊活の食事として、オメガ3系などの良質な油をとることをオススメしていますが、同時に6系の油をとりいれないようにする工夫も重要です。
妊娠中は油が赤ちゃんへの栄養源

脂質をエネルギーとして分解するときにケトン体というものが発生します。このケトン体が胎児の栄養素になるということが研究でわかっています。ケトン体は、心臓、腎臓、筋肉などの組織でエネルギー源としても使われます。もともと大事なものでありますが、妊娠中の赤ちゃんの栄養源になるとするなら脂質を摂取する必要性が高まります。
ちなみに、脂質を積極的にとることは、はじめは抵抗がある方もいらっしゃいます。ある不妊治療に関する研究では、栄養面を比較したときに、総コレステロール値が高い場合が、妊娠に至りやすかったというデータもあります。
良質な油を摂取して、赤ちゃんに良質な栄養を送れることは、妊娠中からできるお子さまへのプレゼントといっても過言ではありません。もちろん出産後も母乳育児をする場合は、ママが摂取した油が母乳となり届けることができます。妊活中、妊娠中、産後どのタイミングでも油を変えることは大事です。
妊活中にオメガ3や9を意識して油を取り入れる方法
妊活中からオメガ3や9系の良質な油を摂取したほうがよいことを解説し、ここからは実際の取り入れ方について紹介します。
オメガ3系、9系の利用の仕方
アマニ油やエゴマ油は、サラダへのドレッシングなどで利用することが勧められていることが多いです。アマニ油の一日の目安量は、成人で約5g、子供3~4g、幼児約2g程度といわれています。
管理栄養士がまとめている摂取方法などを調べると、以下のようなおいしい食べ方が紹介されています。
- サラダにドレッシングとしてかける
- スムージーを作る際にいれる
- カルパッチョにかける
- 納豆にかける
ネットでもたくさんの利用方法が紹介されているので、取り入れやすい方法を探してみましょう。
妊活をしていた我が家庭での利用の仕方
私の家庭では、妊活中から今でも利用しているのが、ニップンのアマニ油。何から使おうかと思ったときに、テレビCMやスーパーでも目にし、製法もよく、手軽に入手できるものだと感じて購入しました。
アマニ油は、とくにくせもなく、サラダにドレッシングとして利用して使いはじめました。現在は、朝に必ずヨーグルトと納豆ご飯を食べるので、そのときに、どちらにもティースプーン一杯をかけています。
購入する上で大切なポイントは、「コールドレプレス製法」で精製されており、かつ、「酸化しにくい保存」方法で販売されているか。基本的には、コールドプレス製法だと思いますが、酸化しやすいものなので、どのような容器なのかみておくと良いです。
瓶やプラスチックボトルだとしても、基本的には、すぐに消費できるように食事に利用していきましょう。
私は、上記のアマニ油をいまでも利用していますが、いろいろ種類があり、良質なものでは割と単価もあがります。まとめ買いで安く購入できるものもあるので、ぜひ調べてみてください。調べた中で、質のよいと判断したものを紹介しておきます。
加熱調理する際には、菜種油、米油、オリーブ油を使いましょう。オメガ3系の油は酸化に弱いため、加熱調理の際には、オメガ9系のものを利用するように心がけてください。
こちらの菜種油は、栄養を学ぶ先輩のオススメでもあり、ぜひ一度利用してほしい一品です♪
こちらのオリーブオイルは、サラダドレッシングとして抜群♪
妊活中の良質な油はママも赤ちゃんにも栄養満点!
妊活中や、妊娠中にもとりいれたい油のことについて解説しました。手軽にとりいれられるものから実践していきましょう。将来のわが子のために、食事内容を油から見直してみませんか?
最後に今回の記事のまとめです。
- 妊活中にオメガ3を取り入れるべき理由
- 妊娠中は油が中の赤ちゃんへの栄養源
- 活中にオメガ3や9を意識して油を取り入れる方法
栄養を意識する際に、一緒に取り組みたいのは運動です。運動は簡単に取り入れやすいものが長続きします。
オススメのストレッチ方法はこちらからご覧ください。
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妊活中、妊娠中の体のお悩みはこちらの記事でまとめています。参考になるものがありましたら、ご一読くださいませ。
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