今回のご相談
なんか体がだるくて食欲もわかない


体のだるさ、食欲、胃腸症状、また、むくみやすい、体が重いなどなんとなく不調を感じやすくなる梅雨時期や季節の変わり目。実は、過度に湿気にさらされたり暑さを感じやすい季節は、胃腸が弱りやすいため不定愁訴が現れてしまいます。
この記事では、梅雨時期に弱りやすい胃腸の養生について解説しています。梅雨時期や季節の変わり目に体のだるさや食欲不振、消化器トラブルなどが現れやすくなっている方は解決のヒントになります。
こちらの記事も参考にしています。簡単な要約をまとめています。詳しくはリンクからご覧ください。
梅雨に気持ちが沈むのは胃腸の不調? 梅雨の養生3つのポイント
- 梅雨から夏にかけてのジメジメした環境は、漢方では湿邪という邪気が体に害を及ぼすとされる。
- 湿邪の影響をもっとも受けやすいのが胃腸。胃腸が弱るとくよくよしたり、やる気の低下、眠気が増したりする。
- 胃腸の養生には温度、休息、相性の3つのポイントがあり、体温よりも低いものや脂っこいものや甘いものは避けるべき。お米やじゃがいもなどがおすすめ。
目次
季節の変わり目不調の原因

梅雨時期に弱りやすい胃腸
過度な湿気や暑い時期は、脾が弱くなりやすいです。東洋医学で分類される「脾」というのは胃腸のことを指します。
脾は過剰な湿気や熱に弱いため、梅雨時期や暑くなってきた時期、また季節の変わり目に負担がかかりやすくなります。
現れやすい体のサイン
脾に負担がかかると以下のような症状が現れます。
- 体のだるさ
- 無気力
- 食欲不振/もしくは食べすぎ
- 甘いものを無性に欲しくなる
- 消化器トラブル
- ゲップやおならが出やすくなる
- 顔がたるんだりお腹にお肉がつきやすくなる
また、鼻血など出血がみられやすくなり、女性の場合は不正出血があるなど、生理トラブルとして現れることもあります。他に、口周りに吹き出物やニキビなど肌トラブルが出る場合もあります。
次に、弱くなってしまった胃腸を助けるための養生方法について解説します。今回は食品についてみていきましょう。
胃腸を整えるための養生食品

脾を養うための食品
梅雨時期は体にたまった余分な水分を出すために「ハトムギ」がおすすめです。ハトムギには水分を排泄する効能があります。また、イボをとる効果もあるとされ、お肌トラブルの改善のためにも活かせます。
また、弱まってしまった胃腸を温める効果のある生姜も良いとされます。消化によいお粥にまぜて食べるというのは優しいかもしれません。
甘みのある食品をとる
脾は「甘み」と関連します。自然派の甘みが一番理想であり、トウモロコシ、大豆、かぼちゃ、アスパラガス、キャベツが脾を活かします。
逆に、負担のかかる食品としては「添加物」「保存料」「人工甘味料」などが胃腸を弱らせるものです。コンビニスイーツはまさにそのパレード。甘みを欲しやすくなることが多いですが、スイーツに頼らず自然派の甘みを摂り入れるようにしましょう。
でも、どうしても甘いものがほしいという場合は、私が普段の食事で取り入れている自然派食品が食欲を満たしてくれると思います。
自然派おすすめフード
自然な甘みで腸内環境も整いやすくなる米麹を使ったグラノーラがあります。オートミールに米麹で自然な甘みを加えており、朝食としても間食としても取り入れやすい食品です。
私個人的には、「バナナココナッツ」にハマりました。人気の3点セットがあるので、フレーバーを楽しみながら臓活に活かしてみてください。
ついでに私のオリジナルな食べ方をご紹介。米麹グラノーラのプレーンタイプにこちらのミックスナッツをトッピングして、コーヒー豆乳で割って食べるのが私の朝食。こちらのミックスナッツが本当にうまくて手軽に購入できるため、一度召し上がってほしい一品です。
また、先程あげた「ハトムギ」はお茶もありますが、ぼりぼり食べるタイプのものもあります。割とお手頃で手に入りますが、国産など安全面も考慮されるとよいと思います。
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食べ方も一工夫

胃腸を助けるためには、食べる順番を考慮することも一つです。こちらであげた写真は、私の朝食ルーティンのものですが、食べる順番は以下のとおり。
- 朝起きてすぐにクルミを2〜3粒食べる
- アマニ油をかけたヨーグルト
- バナナ1本
- 米麹グラノーラ、麦芽コーヒー割(30g)
- アマニ油かけた納豆ご飯
②のアマニ油をかけたヨーグルトから食べることが特に大事。ヨーグルトは低GI食品であり、血糖値をあげにくくする食品の代表です。実際に、低GI食品を食べてから主食に移っていくと、血糖値が上昇しにくくなることを24時間血糖値計測モニターで人体実験済みです。
血糖値が急上昇すると、その後に急激に下がることがあり、この乱高下は血糖値スパイクと言われます。血糖値スパイクは、自律神経の交感神経の働きを昂ぶらせる反応を引き出すため、体の不調を引き起こしやすくなります。
血糖値スパイクは、通常の血液検査では測ることができません。24時間計測モニターでの測定でわかるため、なかなか確認できないものですから、いつもの食事や間食の際に、影響出ている方は意外に多いです。
食後に眠くなりやすい人は血糖値スパイクの影響がでている可能性があります。
まとめ:食事から胃腸を整える
今回の記事では、ジメジメ時期や季節の変わり目の養生方法をまとめました。
- 梅雨時期に弱りやすい胃腸
- 現れやすい体の不調
- 胃腸を養うおすすめ食品
食事からの養生方法だけでなく、ストレッチ方法や生活の一工夫もあるので改めて紹介します。まずは、おすすめ食品もお試しください。