
「産後に肩こりがひどく感じていてどう対策したらいいの?」
産後に肩こりが強く感じるママさんは多いです。妊娠前や妊娠中から肩こりを感じることがありますが、産後は抱っこ・授乳などの負荷がかかることに加え、睡眠不足による筋肉の緊張が強まることでも肩こりを感じやすくなります。
この記事では、産後の肩こりの原因と対策方法について実際のお悩み相談をもとに解説しています。
産後の肩こりが辛くなったママの悩み

産後3ヶ月で肩こりの悩みでご相談いただいたママの体験談です。妊娠中からも肩こりはあったようですが、産後に妊娠期以上に肩こりがつらくなったとのことでご相談をいただきました。
はじめてのお子さんで、抱っこや授乳時の姿勢も影響するのか、肩から首にかけてが辛く感じ、睡眠をとったあとでも辛く、朝もスッキリしないということが続いているようでした。
産後の肩こりの悩みで多い問題点
産後には、肩こりの悩みを感じることが多いと疫学調査からもわかっています。特に、初産の産後ママが強く感じることが多いとされています。産後の肩こりの要因としては、抱っこ、授乳による肩から首周りの筋肉への負担、睡眠不足による背部の筋緊張の増加、女性ホルモンバランスの乱れによる関節への過負荷などがあげられます。
【産後の肩こり要因】
- 抱っこ・授乳による肩・首まわりの筋肉への負担
- 睡眠不足による背部緊張の増加
- エストロゲン分泌低下にともなう関節負荷増大
今回ご相談いただいたママの最大の特徴としては、夜間睡眠が不足していることでした。夜間2時間おきの授乳により睡眠時間が不足しており、かつ、日中の過眠もなかなかとれていないということで1日の中での回復時間が少なく、背部周りの緊張が高まっている状態でした。睡眠不足では、背部の肩甲骨内側あたりの筋肉の緊張が高まりやすくなります。
この部位は、肩こり、首こりの原因になりやすい部位であるため、産後で睡眠不足になっているママは筋緊張が強くなっている場合が多いです。また、妊娠中のお腹の大きさを支える際にも、背部の筋肉が緊張しやすくなるため、妊娠中からの影響もあるだろうと予測しました。

産後の肩こりに筋膜ケアが有効であったポイント


上記の産後ママの生活状況を踏まえ、早急に肩こりの問題を解決していけるように、筋膜の問題点がないかどうかを探りました。強い症状がある場合は、筋膜の視点から体の調整を進めることがあります。
肩こりに関係するであろう問題になりそうな筋膜のポイントをみていくと、図の◉で示した点が筋膜の問題がありました。これらのポイントにて筋膜のスムーズな滑走が乱れており、筋肉の働きの乱れや過敏性が生じ、辛い肩こりがあらわれていると推測しました。
上記のポイントを筋膜ケアとドライヘッドスパで整え、施術後には肩こりはだいぶスッキリしたようです。
ママからの感想
顔まわりや頭皮などリラックスしていただけたようで何よりでした。睡眠時間は、産後ママの課題になるので、ママご自身だけでなく、旦那さんやご家族の方含めてサポート体制を整備して睡眠を確保できるようにしたいですね。

最後に、ご自身でも行える肩こり対策としてお伝えしたセルフケア方法を確認しましょう。
肩こりは肩甲骨・背中を整える!上半身ねじりストレッチ
丸くなった姿勢も改善!胸椎周りをねじる上半身回旋ストレッチ
肩甲骨が位置する胸郭の柔軟性を高めることで、肩こりや首こりが楽になることが多いです。ご自身で簡単に取り入れられるケアとしても指導することが多いケアの一つです。
・横向きになり、胸に手をあてておきます
・息を吐きながら胸を開くように体をねじりましょう
・目線を上側の腕の肘におくことで体をねじりやすくなります
3往復実践してみましょう。反対側も同様に行います。
【ポイント】
体からねじるように意識して動かしていきましょう。息を吐きながら行うことでねじりやすくなります。授乳や抱っこが終わったあとにぱぱっと実践していただけるとよいと思います。
まとめ:産後のつらい肩こりの原因を把握して適切なケアを
産後ママからのご相談いただいた肩こりのお悩み解決レポートをまとめました。一例ではありますが、産後の辛い体の悩みの解決に少しでもお役立てらと思います。似たような産後の体のトラブルでお悩みの方は、下記の公式Lineから気軽にご相談ください。
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