排卵障害はなぜ起こる?不妊原因の排卵障害について知りたい|初めての妊活Q&A

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排卵はどうして乱れるの?排卵障害の原因が知りたい

妊活や不妊治療をする上で大事な生理機能の排卵。タイミングをつかむにも人工授精のステップを踏むにも大事であり、排卵がきちんと起こっているのか、妊娠するための機能が十分なのか気になることがあります。

この記事では、不妊の原因の一つである排卵障害について、検査方法や結果からわかることについてまとめています。

生理周期が乱れや基礎体温の乱れがある方は、その結果からどんなことがわかるのか知ることができるので、生活習慣に反映させていきたい内容です。

排卵障害の原因はどんなことがあるの?自律神経との関わりについて解説

排卵障害の定義と原因

排卵障害は,排卵の異常,不規則(月経が1年に9回以下),または欠如している状態をさします。

機能が損なわれる要因として、以下のようなものが考えられています。

  • 視床下部機能障害
  • 多嚢胞性卵巣症候群
  • 高プロラクチン血症
  • 無排卵を起こす疾患

今回の記事では、視床下部機能障害について取り上げます。視床下部の働きに問題が起こると視床下部から調整されている脳下垂体の働きに影響がでて排卵障害を起こしやすくなります。

機能性視床下部性無月経

視床下部は、黄体形成ホルモン放出ホルモンLH-RH:Luteinizing Hormone releasing hormone)を分泌し、脳下垂体から放出される黄体化ホルモンLH:Luteinizing Hormone)と卵胞刺激ホルモンFSH:Follicle Stimulating Hormone)の分泌を調節する働きがあります。よって、LHとFSHは排卵を起こす役割があるため、視床下部の働きに問題が起こりLH-RHの分泌が影響されることで排卵障害が起こることがあります。

視床下部の働き

視床下部は、卵巣から分泌されるエストロゲン(E2)の、血液の中の濃度を感知する働きがあります。月経期から排卵期にかけてE2の濃度が低いと判断したとき、視床下部はLH-RHを分泌して脳下垂体に命令を与えます。脳下垂体は、その刺激を受けるとFSHとLHを分泌し、卵巣に刺激を与えることで卵巣内で卵胞が育ち、排卵準備ができます。

自律神経も管理している視床下部

視床下部は、生命活動を管理する自律神経の中枢がある部位でもあります。自律神経機能を乱すようなストレスが加わることで視床下部の働きが阻害され、結果排卵障害を起こすことにもつながります。

生活習慣と深く結びつきやすく、睡眠、運動、食事などは特に影響が強いものです。例えば、睡眠と関係するメラトニンというホルモン。睡眠の質が下がり、よく眠れない、寝ても疲れている、なかなか寝付けないなどの悩みがある場合、十分な分泌ができず睡眠による回復が不足していきます。睡眠不足は、自律神経のバランスを乱すことにつながります。

排卵障害の検査方法と結果からわかること

排卵障害の検査の流れ

排卵障害の有無について、ご自身でも確認できるものは基礎体温の記録です。このデータをもとに、医療施設では血液検査、超音波検査などを選択していきます。一般的な排卵障害の有無や状態確認をする流れを記載します。

Step1:基礎体温の確認

Step2:ホルモン検査・尿検査

Step3:超音波検査

検査結果からわかること

基礎体温の確認

基礎体温では、低体温期と高体温期の二相性の波があるかどうかがポイントです。排卵後は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きで基礎体温が上がります。この高温期がない、短い、一定の体温が持続せずがたがた、ということがあれば、排卵がないか、妊娠を持続させる働きが弱いかなど推測できます。

基礎体温のみでは確定にはいたらないため、ホルモンを確認するために血液検査や尿検査のステップが必要となります。

ホルモン検査・尿検査

血液中や尿中のホルモンを検査することで、排卵の有無、月経異常の問題などを確認していきます。

●FSH(卵胞刺激ホルモン)・LH(黄体化ホルモン):脳下垂体機能、卵巣機能を評価

脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンであり、FSHは卵胞を育て、LHは排卵を起こし黄体を形成します。

●エストロゲン(卵胞ホルモン):卵胞の発育や子宮内膜の増殖などを評価

卵巣から分泌されるホルモン。

●プロゲステロン(黄体ホルモン):排卵の有無、黄体の働きが十分であるかを評価

卵巣から分泌されるホルモンです。

●プロラクチン(催乳ホルモン):

分娩後授乳期間中に下垂体から分泌され、乳汁の分泌を促進させるホルモンですが、妊娠前に分泌していると妊娠を妨げる影響がでてしまいます。これと関する病態が、高プロラクチン血症です。

●T3・T4・TSH(甲状腺ホルモン):甲状腺疾患による無排卵や月経異常が無いかを確認。

甲状腺から分泌されるホルモン。

●テストステロン:多嚢胞性卵巣症候群では、高くなりやすいため確認指標となります。

男性ホルモンの一種であり、女性でも副腎や卵巣から男性ホルモンが分泌されています。

●内分泌負荷テスト

脳下垂体からのLH、FSHなどが継続的に分泌しているかどうかを調べる検査です。

<尿検査>

尿中のLHの量を測定することで、排卵時期を予測します。

超音波検査

子宮内膜の厚さ、卵胞の発育程度を評価できる検査です。卵胞の大きさを観察することができるため、排卵日をほぼ正確に予想することも可能といわれています。

排卵日が特定できれば、その5日前くらいからは夫婦生活のタイミングをとったほうがいいですし、人工授精のステップに移る際にも有効です。

まとめ:不妊の検査をするにもまずは基礎体温を測定しておこう

排卵障害の有無を確認する判断材料となるのは、基礎体温の記録も参考になります。2〜3周期分のデータがあれば、傾向をつかみやすいと思います。

基礎体温の測定方法などは、以前まとめたこちらの記事からご確認ください。

基礎体温は記録しつづけた方がいいの?|はじめての妊活Q&A

次は、性ホルモンの分泌に関わり、自律神経の働きにも関係する視床下部がどのような問題で機能が乱れるのかを探っていきます。

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