妊活

卵管閉塞の原因は何?卵管閉塞だと妊娠できないの?|初めての妊活Q&A

卵管閉塞といわれて治療を進めることになったけど妊娠できるの?

不妊の原因の一つに、卵管閉塞があります。卵管閉塞があると、卵子が受精しにくい状態になるため治療が必要な状態です。

この記事では、不妊の原因の一つでもある卵管閉塞について、その病態やなり得る原因について確認し対策方法を解説しています。

妊活をしているけど不安を感じて不妊原因を調べている方、卵管閉塞といわれ治療を進めている方、など、ご夫婦で妊活、不妊治療を取り組んでいる方にご覧いただきたい内容です。

卵管閉塞だと妊娠できない?卵管閉塞の原因と対策

卵管閉塞とは

卵管閉塞とは、子宮から左右両側にでている卵巣から排卵された卵子が通ってくる卵管にて癒着や炎症が起こり閉塞している状態を示します。卵管は、長さが薬10cmほどであり、直径は細いところで約1mmといわれています。卵子の直径は、約160μmであり、人間の髪の毛3本分を束ねたくらいの大きさをイメージするとわかりやすいです。1mmでも炎症が起こると卵子が卵管を通りにくくなり受精の妨げになることが要因といわれています。

卵管閉塞の原因

卵管閉塞の原因とされているのは、性感染症の一つであるクラミジア感染症や子宮内膜症があげられます。卵管障害を起こす理由で一番多いのが、クラミジア感染症といわれています。

クラミジアは、性行為で感染するもであり、感染者と性交渉をすると50%以上の確率で感染するといわれています。クラミジアの保有率は、日本において20代前半では性交経験のある女性の5~10人に1人は感染していると予測されています。

クラミジア感染症の症状は、女性ではわかりにくことが特徴としてあります。感染症により、子宮頚管炎や骨盤腹膜炎などがありますが、子宮頚管炎は無症状の場合が多く、わかりにくとされています。

一般的に、クラミジアの感染による症状として、おりものの増加、不正出血、下腹部痛、性交痛などがあります。生理の乱れと勘違いしてしまうような症状であるため、上記症状が持続するときは婦人科への相談が必要だと考えられます。

このようにいくつか判明している理由はありますが、理由が不明といわれていることもあります。

その他の炎症はどのようなことがあるか

西洋医学的に判明しているものは、性感染症や子宮内膜症、また過去の手術などで炎症が起こっていることが根因となっています。また、原因不明なものでも卵管内での炎症を起因として閉塞させてしまうことがあります。それは、身近な生活の中に隠れており、運動習慣や食事のリズムについてです。

炎症が起こりやすい生活リズムと対策

食生活を見返してみる

妊活を進めている方で、時折気になる方がいます。特徴として、お仕事が忙しく帰りが遅い、食事の乱れがあるなと感じる方です。帰宅が遅いと食事が簡単にすませるようにコンビニを利用するか、食べないという方もいらっしゃいます。

夕食を食べない場合は、ホルモンの栄養源となるタンパク質不足や代謝に必要なビタミンB類が不足して生殖機能に影響を及ぼす可能性があります。

また、コンビニでお弁当を買って食べるという場合は、摂取しないほうがよいとされる油を必要以上に摂ってしまう可能性があり注意が必要です。次に説明していきます。

悪い油はとらない

摂取しないほうがよいとされるのは、オメガ6系の油。サラダ油、ひまわり油、スーパーやコンビニなどの大量生産で使われる植物性油脂です。

オメガ6系の油は、体の中で炎症を助長する物質を作り出します。つまり、炎症が起こりやすい体では、炎症を回復させようとする生体反応が優先されるため、生殖機能が十分に働きにくくなるため妊娠しにくくなります。知らずにうちに慢性炎症を起こす理由として、オメガ6系の油を摂取してしまっていることが考えられるのです。

油を変える

体の中の炎症を抑えるためには、6系と反対の作用、つまり炎症を抑える働きをもつ物質をつくるオメガ3系の油をとるこをオススメします。オメガ3系の油とは、亜麻仁油、エゴマ油、EPA、DHAを指します。EPA、DHAは、さばやいわしに含まれている油です。食べ物から摂取する必要がある必須脂肪酸であり、こちらの油を取り入れる食事リズムに心かげることが大事です。

※EPA:エイコサペンタエン酸、DHA:ドコサヘキサエン酸

また、妊活中から油を変えることでメリットは他にもあります。以下の記事をご一読ください。

妊活中の食べ物は油を変える!赤ちゃんの栄養にもなる良質な油の効果について解説

まとめ:食生活を見直し炎症が起こりにくい体質へ

不妊の原因の一つである卵管閉塞。初期症状がわかりにくく、不妊のステップアップ治療まで時間を要することもあります。普段の生活を見直す必要性があることもあるので、これから妊活を進めようと考えている方は、参考にしていただけたらと思います。

  • 卵管閉塞とは
  • 卵管閉塞の原因から考える生活リズムの見直し
  • 慢性炎症を改善するための油の変更

現在、妊活中、不妊クリニック通院して不妊治療しながら経過をみているなど、体作りや対策方法についてなにか気になることがある方は、こちらの「公式Line」から気軽にお問い合わせください。

公式LINE「健康相談」 

また、無料で行える体質チェックをご案内しています。体の不調の解決や妊娠体質に近づくためのあなた自身のセルフケアを身につけることができます。回答を踏まえ、取り組んでいきたいセルフケアの方法についてご案内させていただきます。チェックをされたら公式Lineからチェックしたことをご連絡ください。

無料で行える「体質チェック」はこちらから

  • この記事を書いた人

toru_ogara

仙台にある女性専用整体・ヘッドスパサロンの院長。女性の肩こり、腰痛、頭痛や頭皮に関する悩みについて年間約1000件のご相談を丁寧にカウンセリングのもと施術。体の根本改善を目指す方が楽しめる暮らしをサポート。 また、不妊・流産・切迫早産・帝王切開出産など自身の体験をもとにママになるためのプレコンセプションケアや産後の育児をみすえた体作りについてご案内。

おすすめ

1

「白髪が増えて気になる。白髪染め対策しているけど他になにか対策はあるの?」 白髪が気になりだしたらどのように対策していますか?白髪は気になるから美容室で白髪染めを定期的にお願いしている、白髪ぼかしのハ ...

アイスを選ぶポイント 2

今回のご相談 夏になると食べたくなるのがアイスクリーム。でも、アイスクリームには実は勘違いしやすい罠があります。。実は、アイスには様々な種類があり、体の負担になりやすいものを選んでしまっているかもしれ ...

-妊活