妊娠中のつわりがひどくて肩こり・首こりが辛くなった妊婦さんの問題点と対策

マタニティ

妊娠初期から中期にみられやすいつわり

妊娠5〜6週ころにみられることが多いつわり。吐き気や嘔吐、全身のだるさなどの消化器症状や倦怠感がでることがあります。つわりは、個人差が大きく、軽い症状ですむ方もいれば何も食べられずに体重が減ってしまうような方もいます。

今回ご相談いただいた妊婦さんは、吐き気や胃のむかむか感から食べることができず、体重が減ってしまう状態になったということでした。その気持ち悪さから体が丸まったような猫背姿勢となり、同時に肩こりや首こりの悩みが強くなったきたとのことでした。



妊娠中のつわりにより現れた肩こり・首こり

つわりとともに強くなった肩こり、首こりの場合は、気持ち悪さから現れる姿勢の丸くなった乱れた姿勢の影響で筋肉のこわばりがでやすくなったことが考えられます。特に、胸部、首周り、背中周りの筋肉の緊張が高まっていることが考えられ、姿勢のチェックや筋肉の硬さを確認すると、やはり猫背姿勢と、胸筋、胸鎖乳突筋、背部の起立筋の緊張が高まっている状態でした。

妊娠中は、猫背姿勢のような状態に加え、腰回りが反りやすい状態になりやすいという報告があり、その姿勢の変化とともに肩こり、腰痛、骨盤痛がでやすいということがわかっています。

【妊娠中の姿勢の変化であらわれやすい体の特徴と悩み】

  • 猫背姿勢(胸椎後弯増強)→肩こり・首こり・背中の張り
  • 頭部前方変位(顔が前に突き出る姿勢)→首周りのこり・張り、頭痛
  • 反り腰(腰椎前弯増強)→腰痛、骨盤痛、腰背部痛

次に、有効であった施術についてみていきましょう。

妊娠中の肩こり・首こり対策として有効であった筋膜ケア

今回ご相談いただいたママの悩みとしては、妊娠初期のつわりで胃の付近のむかむかがつらいことが引き金になっています。体を丸めたような姿勢で過ごす時間が長くなったために、胸周りの筋肉やみぞおち付近の腹部の筋肉、また、首の前方の首筋の筋肉がこわばりやすくなり、頭を後ろに反ったときに体の前側がのびにくいことが問題でした。

肩こり、首こりを引きおこす要因になりそうな筋膜のポイントをみていくと、図の赤丸や赤線で示した部位が筋膜の問題がありました。これらのポイントにて筋膜のスムーズな滑走が乱れており、姿勢性由来の筋肉の問題があらわれていると推測しました。上記のポイントを筋膜ケアを行い、今回は首の動きの再チェックを行いました。施術前の動作確認では、首を後ろに反る動きで首周り、肩周りの違和感を感じていました。

施術後の体の確認とお客様からの感想

施術後は、肩・首周りのつらさを感じていた首を反る動き(後屈)で痛みがなく、スムーズに動くことを感じられたようで「首肩周りが楽になってスッキリしました」とお言葉をいただきました。あとは、ご自身で行えるセルフケアを実践していただき、LINEでその後の経過をフォローさせていただくようにしました。

セルフケアとしては、胸前の筋肉をほぐすこと、また、後頭部の筋肉と首すじの筋肉である胸鎖乳突筋をほぐすようなケアがよいと考えました。比較的簡単にとりいれられる方法であるため、実践しやすいかと思います。

まとめ:妊婦さんの体の悩みは関節や筋肉など原因を明確に

妊娠中のつわりにて、つらさにより体をすくめるような猫背状態のためにつらくなった肩こり・首こりに悩んだ妊婦さんの施術体験をまとめました。妊娠中は、様々なトラブルが現れやすいです。快適なマタニティライフを過ごせるように、悩みについてはご相談いただけたらと思います。



妊娠中の体の悩みや体作りについてなにか気になることがある方は、こちらの「公式Line」から「マタニティ整体」とコメントしていただき気軽にお問い合わせください。妊娠中の腰痛、肩こり、骨盤痛、お腹の張り、逆子の悩みなど気軽にご相談ください。

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