妊活

30代後半から妊活を進めるための体作りをどう考えるか|はじめての妊活Q&A

30代後半になってこれから妊活するけど何からはじめるといいかな

妊活をはじめるにあたり、年齢を考えるとどのように進めたらよいかいろいろと調べながら準備をしようとすることがあると思います。

この記事では、ご相談いただくお客様に実際に伝えている内容について、妊活を考える上で体作りの面からどのようなことを心がけるとよいかについてお伝えしていることを紹介しています。今回は、30代後半の女性の場合にどうするかについて的をしぼってお話します。

30代後半女性の妊活の進め方

油を意識した生活は取り入れやすい

これから何をはじめようかと考えている方には、「油を意識しましょう」と伝えています。これは以前の記事にもまとめていますが、良質な油であるオメガ3系の油は細胞の膜のもととなり、体の中の炎症を落ち着かせる働きがあります。もともと、生理痛や体の不調を訴えやすい方は、体の中で炎症反応が起きている可能性があるため、炎症を抑えるための工夫が必要になります。もちろん、炎症が何から起きているかを特定することが大事にもなりますが。。。

また、脂質から分解されるケトン体という物質が胎児の栄養素になること、そして、オメガ3系のDHA、EPAは脳神経細胞を作る材料になることから良質な養分をとっておけたらなと考えています。

妊活中の食べ物は油を変える!赤ちゃんの栄養にもなる良質な油の効果について解説

血流を整えるための体のケア

妊活中に取り入れたいストレッチとしては、子宮や卵巣など子宮内臓器の血流を整えるためのものを伝えています。この記事の最後にもまとめていますのでそちらも参考にしてみてください。

血流を整えるためには、自律神経の働きを整えることがポイントになります。自律神経の働きと関係のある背骨や骨盤を整えるストレッチが有効です。また、骨盤内への血流を整えるためには、股関節を意識したストレッチや運動が有効でもあります。ケアを通してお腹や腰、脚周りがポカポカする感じがあると良いです。すきま時間や、夜寝る前に実践して体作りを進めてみましょう。

妊活のための簡単ストレッチ5選

基礎体温は3周期分はデータをとっておく

30代後半では、スピード感が大切です。35歳以上では、妊娠率の低下、流産率の上昇、遺伝子異常の増加などがあるため、早ければ早いほどリスクを減らすことができます。もしかしたら不妊クリニックなど医療施設での相談も必要になることもあるので、基礎体温の情報について、不妊検査や治療法の選択んために多くのクリニックで求められると思います。

最低でも3周期分があると生理の特徴を把握しやすいといわれているので、あらかじめデータをとっておけると良いと思います。

基礎体温は記録しつづけた方がいいの?|はじめての妊活Q&A

産後の生理トラブル対策におすすめストレッチ

もし時間があるなら妊娠中や産後の体の変化を予め予測して体作りを進めていけるとよいと伝えています。肩こりや、腰痛など体の悩みがある場合にも、ない場合にも妊娠しやすい体作りとして取り入れてほしいとお伝えしている血流を改善させるための自律神経の働きを整えるストレッチを導入してほしいです。

①肩こり対策にも!胸椎周りをねじる上半身回旋ストレッチ

自律神経を意識的に整えるためには、呼吸を意識することがもっとも手軽に実践できる方法です。呼吸は胸郭の柔軟性を高めると楽に行うことができます。以下の動画で上半身回旋ストレッチを確認してみましょう。

・横向きになり、胸に手をあてておきます
・息を吐きながら胸を開くように体をねじりましょう
・目線を上側の腕の肘におくことで体をねじりやすくなります

3往復実践してみましょう。反対側も同様に行います。

【ポイント】

体からねじるように意識して動かしていきましょう。息を吐きながら行うことでねじりやすくなります。授乳や抱っこが終わったあとにぱぱっと実践していただけるとよいと思います。

②腰痛対策や血流改善にも!下半身ねじりストレッチ

背骨の下部と骨盤を整えるためのストレッチです。背骨と骨盤を動かすようなストレッチを行うことで、自律神経が近くに存在しているため、交感神経と副交感神経のバランスを整える効果を狙います。

  • 仰向けになり両膝をたてます
  • 両膝をつけた状態で片方に膝を倒して体をねじります
  • 体をひねっていく際は、息を吐きながら膝を倒していきます
  • 息を吸いながら正中に戻り、反対側にも同様に行います
  • 3往復繰り返しましょう

応用編として、片方の脚を反対側の膝にのせてよりねじりを強める方法もあります。

ポイント

腰回りからねじるように意識して動かしていきましょう。息を吐きながら行うことでねじりやすくなります。寝る前や目覚めて起き上がる前に、ぱぱっと実践していただけるとよいと思います。

まとめ:30代後半からの妊活は医療施設相談も見据えながら体作りを

年齢にあわせた妊活としては、30代後半ではスピード感が大事になることが多いです。もし体外受精までステップアップする時は、胚移植まで時間を要することから1回にかける時間が長く、肉体的、精神的ストレスが感じやすいからです。

  • 30代後半からの妊活の意識
  • 体作りのための食事や運動の工夫
  • 取り入れたい体のケア

妊活のための体作りについてはこちらの記事も参考にご覧ください。体作りのために知っておくと良い内容について5ステップでまとめています。

妊娠しやすい体作り5ステップ!|はじめての妊活の進め方①デトックス

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  • この記事を書いた人

toru_ogara

仙台にある女性専用整体・ヘッドスパサロンの院長。女性の肩こり、腰痛、頭痛や頭皮に関する悩みについて年間約1000件のご相談を丁寧にカウンセリングのもと施術。体の根本改善を目指す方が楽しめる暮らしをサポート。 また、不妊・流産・切迫早産・帝王切開出産など自身の体験をもとにママになるためのプレコンセプションケアや産後の育児をみすえた体作りについてご案内。

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