妊活

不妊の原因が不明?どうするの?

2021年3月28日

不妊の原因には、いくつかあることはこちらの記事でまとめました。今回は、「原因不明の不妊」の検査・治療ガイドラインがどうなっているかについてみていきます。

不妊の理由が原因不明

原因不明の不妊の割合は、不妊の割合の3割を占めると報告されています。さらに、女性・男性どちらに理由があるかははっきりはわかっていません。

不妊の検査・治療ガイドライン

Q.原因不明不妊に対する対応は?

※こちらのガイドラインは2017年に発行されたものです。2020年4月に最新版へと改定され、そちらの内容が最新となっています。こちらでは、旧ガイドラインでは、どのような内容になっていたのかを掘り下げます。医療ではどのように方針を決めていたのかを参考にし、それをもとに代替療法としては、どのように対処すべきかを考えることとします。

1.女性の年齢、不妊期間、社会的背景などを考慮して、検査・治療方針を提案する。(推奨グレードA)

2.一次検査では特定できない病態について説明し、原因を明らかにするために二次検査を行う。(推奨グレードB)

3.女性の年齢が若く不妊期間が短い場合は、6~12周期程度の待機療法を洗濯できる。(推奨グレードC)

4.排卵誘発治療と配偶者間人工授精を併用した治療を行う。その回数は、年齢を不妊期間を考慮して決定する。(推奨グレードC)

5.女性が高齢の場合または不妊期間が長い場合は、生殖補助医療を選択する。(推奨グレードC)

不妊の定義が、2018年から「不妊期間が1年以上」となりました。検査により要因についてさぐることで、器質的な異常をみやぶることができます。しかし、その中でも明らかな異常がみあたらず「原因不明不妊(機能性不妊)」と判断される場合もあります。

不妊と女性の年齢

女性は、35歳以上となると卵子の老化が極端に進むというデータを知っている方は多いのではないでしょうか。また、40歳に近づくにつれて、流産率はあがります。43歳での妊娠で、50%の流産率というデータがあります。他の視点では、染色体異常児が出生する確率も高くなります。

参考)流産率データ 日本生殖医療学会

日本生殖医学会Q&A「女性の加齢は流産にどんな影響を与えるのですか?」

参考文献)

Maternal age and fetal loss: population based register linkage study

妊婦の年齢が42歳で、半分以上が流産に至った。自然流産のリスクは、20〜24歳の女性で8.9%、45歳以上の女性で74.7%であった。

流産経験は、わたしの家庭でもありますが、できれば体験したくない出来事です。「なんでわたしに起こるの、、、」というように悲しい気持ちが襲い、立ち直るまでに時間を要します。心の整理だけでなく、胎嚢を取り除く掻爬手術をする場合であれば、その後の体の回復や生理の回復をみるために3ヶ月ほど様子をみることが多いです。結果、多くの時間を要することになります。

女性のキャリアアップにともない、晩婚化が進んでいることが根本要因の一つ。また、交際はしているけど、パートーナーとの将来ビジョンのすりあわせがうまくいっていないケースもあるかと感じます。

不妊治療をすすめる場合は、体外受精へとステップアップすると高額な費用がかかります。そうすると、ご家庭での経済状況によりステップアップが左右されることになります。「お金がかかる、、、」ということで、会社を休むというわけにもいかず、体を休める時間もなくなっているケースが多いです。

検査で明らかになるものvsならないもの

「卵子の質」 検査がなく明らかにならないために、推測でしか語れないものもあります。

原始卵胞は、胎児の時期に700万個ができており、そこからどんどん減っていきます。小児期には、200万個までは保有していて、はじめての初潮を迎える頃には、20~30万個までに減っています。

卵子の質は、胎児の頃から影響されると考えています。つまり、あなたの食生活や運動習慣などの日々の生活習慣が大事だということです。なので、妊活は、あなたの子どものことを考えるなら、子どもを生む以前から実践する必要があり、次の世代が困らないように行動することが子どもへのギフトになるのではないかと思います。

卵子の質をよくするには

①余分なものはとりいれない

②良質な油をとりいれる

③体の糖化を防ぐ

など、やっておいたほうがいいよと推奨されるものがあります。妊娠にどれほど結びつくかという科学的根拠は、明らかに証明できるものは少ないですが、妊娠・出産のためにはチャレンジすることはおすすめします。

①の「余分なものはとりいれない」は、②・③と大きく関係します。サプリメントや妊活に良いとされる食品を取り入れる前に、まずは、あなたの日頃の食べるものに「食品添加物」、「化学調味料」などが含まれていないかを確認しましょう。

さらには、要注意の方は、コンビニをよく利用するあなた!コンビニ食品は、添加物・化学調味料の温床であり、体によくない油を多く利用しています。

まずは、デトックス!すでに体の中にはいっている余分なものを取り出すために、「12時間断食」という手軽にはじめられるファスティングは導入にはおすすめです。

その際に、1食抜いている時間で、「酵素」をといれるミネラルファスティングは体を同時に整えてくれます。

①~③については、またお伝えしますね。

以上、こちらの記事では不妊について考える導入部分をまとめました。

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  • この記事を書いた人

toru_ogara

仙台にある女性専用整体・ヘッドスパサロンの院長。女性の肩こり、腰痛、頭痛や頭皮に関する悩みについて年間約1000件のご相談を丁寧にカウンセリングのもと施術。体の根本改善を目指す方が楽しめる暮らしをサポート。 また、不妊・流産・切迫早産・帝王切開出産など自身の体験をもとにママになるためのプレコンセプションケアや産後の育児をみすえた体作りについてご案内。

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