妊活

妊娠体質になるための運動。肩こりさん必見!

2021年4月12日

肩こりさんは必見です。体の悩みのご相談でいただくことが多い「肩こり」。

オーダーメイド整体をご利用するお客様の8割は、肩こりのお悩みがあります。妊活されている方で、長年肩こりに悩んでいる場合、肩こり改善が妊娠体質を高めることにつながります。
肩こりを「こんなもんだろう〜」とほっとくと、不妊にも影響でるので、体を整えることに意識を向けていただけたらと思い綴ります。

不妊と肩こりの関係

ビタミンBの不足が、肩こりの原因になっていることをご存知ですか?ビタミンB1の不足により、肩こりになりやすい、肩こりが治りにくいといわれています。他にも多くのビタミンBがありますが、その不足によって体の悩みにつながりやすいです。

ちなみに、ビタミンB12は妊娠のために必要といわれる葉酸のもとになります。不妊に関与する医療従事者は、ビタミンB6・12は妊娠のためには必要とおっしゃる方は多いです。

ビタミンBは、エネルギーをつくる過程やアミノ酸(タンパク質)の代謝に必要です。そして、メンタルストレスを改善するためにも欠かせません。癒やしホルモンであるセロトニンの生成にビタミンB6が関係しており、他にも大事なホルモンの生成に関係しています。

肩こり・首こりなどの体のストレスや心のストレスが、実は不妊に影響しやすいということです。女性の体の悩みは、肩こり・腰痛が多いという統計が報告されています。このような理由から、慢性的な肩こりは改善できたほうがいいんです。肩こりのほかに、腰痛や頭痛、便秘も改善できたほうがいいものです。

肩こりなどの体のストレス、心のストレスがあっても、女性ホルモンが作られにくくになります。女性ホルモンのエストロゲンは、コレステロールから作られます。コレステロールから作られるホルモンには、コルチゾールというものもあり、ストレスを対処しようとするときに分泌しやすいものです。

ストレスに慢性的にさらされると、ストレスを対処しようと体のシステムが働きやすい特徴があります。人間の生存本能が、生殖本能に勝るので、ストレスを対処するために作られるホルモンが優先され、女性ホルモンが作られにくくになります。

エストロゲンが少ないということは、子宮内膜が十分に育ちにくい・厚くならないということです。子宮内膜が育たないと、着床しにくくなるため、排卵したとしても着床障害による不妊につながります。そもそも、排卵もしにくくなる可能性が高まります。

簡単にストレスが不妊に関係しやすいということを紹介しましたが、肩こりがある方は、体質を見直すことを心がけたほうがよいと思う理由がこれらなのです。食事もあわせて見直したほうがいいです。

冒頭で紹介したビタミンB不足であらわれやすい症状をリストアップしておきますので、要チェック!

  • 疲れやすい
  • 寝ても疲れがとれない
  • 日中眠くなる
  • 集中力が続かない
  • いらいらする
  • 肩こりがなかなか治らない
  • 口内炎・口角炎ができやすい
  • 風邪を引きやすい
  • 下肢がしびれる

参考)オーソモレキュラー栄養医学研究所 ビタミンB郡について

参考)ビタミンB12(葉酸)が多いと妊娠・出産確率が2倍になりやすい

   血清葉酸とビタミンB-12と生殖補助医療の結果との関連

肩こりさんに特徴的な「コリ」

肩甲骨周り。ここがとくに硬く、可動性も乏しいことが多いです。

具体的には、首のつけ根あたりが硬い。

このあたりは、頸椎から胸椎に移り変わるポイントで、さらに肋骨と関節をつくるはじめのポイントになるので、硬くなりやすいポイントです。

あとは、肩甲骨の内側が全体的にこわばっている方が多いです。この場合、呼吸が浅くなっており、また、肩が内巻きになっていて、俗に言う「猫背」の状態が確認できます。

ちなみに、肩甲骨の内側は、姿勢、目の疲れ、頭の疲れ、睡眠、ストレスなど要素が影響するポイントです。これらの要素が体に影響して、背骨の横にある筋肉が緊張しやすくなります。

効果的な整え方

肩こりを改善するためには、肩甲骨の内側の筋肉のハリや、首のつけ根の関節のこわばりを取り除くこと。

簡単に、効果的に整えるには、ほぐしがとりいれやすいです。そこで、用意するものは、テニスボール2個!

1.ほぐしたいポイントにテニスボールを背骨を中心にしておいて仰向けに寝る。
・ほぐしたいポイント
*首のつけ根
*肩甲骨の内側全体的
*頭のつけ根

2.仰向けに寝た状態で小刻みにゆれながらほぐす

首の付根の部分に、テニスボールを2つおきます。ほぐすときのポイントは、「小刻みに動く」こと。大きく揺れ動くと、ボールの圧が強くなりけっこう痛くなるので注意しましょう。はじめは小さく、ゆっくり動いて圧を確認してからほぐしていきましょう。

首の付根の位置は、体の鎖骨の部分の反対側が目印です。首元の鎖骨ラインを確認してから、だいたいの首の付根の位置を把握してみてください。


3.最大でも30秒ほぐしたら次のポイントへずらしてほぐす
長くやりすぎても痛くなってしまうので、30秒を目安にほぐしましょう
「痛み気持ちいい」くらいの強さを目安に進めてみましょう。

首のつけ根の部分には、肩こり筋の代表である僧帽筋があります。この僧帽筋は、首の付根付近の筋肉の部分に血管が通っており、その部分で血流が滞りやすく、筋肉がこわばりやすいという報告があります。

テニスボールがすぐに用意できる方はそちらを。
ほぐし道具を用意できる方は、「やわこ」がおすすめです。


やわこは、テニスボールくらいの柔らかさで、二つのボールをつなげたかのような形になっています。ちょうど背骨を中心に、横にある筋肉をピンポイントであたる位置にくるのでちょうどいいです。

コンパクトで軽いのも特徴的。職場に持っていき、椅子の背もたれにあてながら腰をほぐしている方もいらっしゃいます。


妊娠体質を高める肩こり改善運動

肩こり改善のための運動の鍵は、肩甲骨の可動性をあげること。その運動の準備として、先程の効果的になほぐしが大切です。

これから紹介する運動はいたってシンプル。肩甲骨を意識して動かすだけです。職場での仕事中、家事の合間に、なにかをしながら実践できる方法です。

1.胸のくぼみをほぐす

胸のくぼみは、腕の付け根の内側にあります。大胸筋という胸の筋肉のこわばりやすいポイントを30秒ほぐします。4本の指の腹でほぐすか、握りこぶしでほぐしましょう。

コリッとすると感じる方は、やや強めにほぐしていただいてもいいです。左右をほぐします。

2.胸をはるように肩甲骨を背骨方向に引き寄せる

ほぐすことで、肩甲骨を動かしやすくなる準備が整います。胸をはるように、肩甲骨を背骨に近づけるように引き寄せましょう。顎を少し引いた状態で、引き寄せていきます。引き寄せたら、もとの位置に自然に戻します。この動きを3回繰り返しましょう。

可能な方は、胸を開く際に、息を吸って。もとに戻る際に息をはきながら行うとよいです。

3.2時間ごとにリセット体操を心がける

肩こりの方は、デスクワークの方が多いですが、その場合、ずっと仕事に向き合っていることがNGです。そこで、2時間おきにこちらの体操を行い、こわばった状態をリセットするという気持ちで実践しましょう。重い荷物を運ぶことが多い方も、もちろん実践してみてください。

肩甲骨を動かすこちらの運動は、「ローイング」と呼びます。ボートを漕ぐような動きです。取り入れやすい運動方法ですが、仕事をしているとなかなかその時間を作ることが難しいというお声をいただきます。

2時間おきにアラーム設定や、パソコン仕事の方は、画面のスクリーンセーバーを設定するなどで対策することをお勧めします。いままでの習慣が、肩こりを作り出す要因になっています。その習慣からの脱却が妊娠体質を導くことにつながるなら、お金もかからず、即実践していけると思います。

まずは、やってみる!妊娠体質へと整えていきましょう^^

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  • この記事を書いた人

toru_ogara

仙台にある女性専用整体・ヘッドスパサロンの院長。女性の肩こり、腰痛、頭痛や頭皮に関する悩みについて年間約1000件のご相談を丁寧にカウンセリングのもと施術。体の根本改善を目指す方が楽しめる暮らしをサポート。 また、不妊・流産・切迫早産・帝王切開出産など自身の体験をもとにママになるためのプレコンセプションケアや産後の育児をみすえた体作りについてご案内。

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